2016-01-30_021409

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグがこの度産まれたばかりの娘さんにあてた手紙を読んだ。その中で彼が資産の99%を寄付すると宣言していることを多くのメディアでシェアされている。

マーク・ザッカーバーグの手紙

自分も小さい息子がいるので、彼がどんな事を考え娘にあてたのか興味があり読んでみた。長い文章だけど普通に良い文章だし、訳してみたので皆さんにもシェアします。
※一部意訳が有ります。

マーク・ザッカーバーグ 翻訳

私たちの娘への手紙

君が私たちにくれた未来への希望を言葉では言い表せない。

君には新しい人生が約束されてるし、僕らはあなたの人生が幸せであり、
健康、そして楽しめるように願っているんだ。

君が生まれたことで、僕はあなたがより住みやすい世界を作ろうって決心できた。

他の子どもを持つ親たちが望むのと同じように、
私たちも君に今日の私たちよりも良い生活をしてもらいたいと願うんだ。

間違ったことに気をとれてしまうことが往々にしてあるけど、
この世界ではいろんなことがいい方向に向かっていってる。

人々はより健康になっているし、貧困も減少している。
知識も向上しているし、人々はみんな繋がっている。

現在の技術進歩によって、どの分野においても
今の生活よりもきっと未来は素晴らしいものになっていくだろう。

私たちは、そんな素晴らしい世界を作るためにできる事をやるんだ。

でも、それはただ僕らが君を愛しているから、それだけではないんだ。
私たちには、次世代のすべての子どもたちにも道徳的な責任を感じているからなんだよ。

私たちは今、全ての人々の人生に平等な価値があると信じてるけど、
それは未来の世代の人々も含めての話なんだよ。

私たちの社会は、今日、生活している私たちのためだけではなく、
これからの未来の人々のために今という時間を費やしより良くしていく義務があるんだ。

でも実際には、今現在、将来のあなたたちが向き合うであろう問題や大きなチャンスに対して、
今を生きる私たちが資源や素質を有効に使っているとは言えない。

例えば病気のこと。
現在、そもそも病気にならないための研究費よりも、病気の治療費に50倍もの費用が費やされている。

薬の研究が本格的に始まってからまだ100年もたってないのに、
薬のおかげで完全に病気が治ったり、症状がとても良くなったりしてる。

現在の速度で技術革新がすすめば、
完全に予防できたり完治する注射とかを100年以内に作ることができるだろうね。

現在、ほとんどの人々は5つのことが原因で亡くなっているんだ。
心臓病、癌、発作、神経変性の病気、感染病。

未来はこれらの病気または問題にもっと早く対応することができるようになってきているよ。

君の世代とその子供の世代に、これらの病気で苦しむ事がなくなるんだって事さえ認識したら
私たちはもう少しこの事について責任を持つべきなんだと思うんだ。

君のお母さんと私は、私たちにできることをする。

どんな病気も完全に治るようにするには時間がかかるだろう。
5年か10年という短期間では、良くなっているようには見えないかもしれない。

でも長い目を見ると、今種を巻いておけばいずれ成長して、
いつかあなたとあなたの子どもたちが、病気に苦しまない世界で過ごせるだろうね。

こんな感じで、世界には多くのチャンスがある。

もし私たち今の社会が、こういったことにどんどんチャレンジしていったら、
もっとエネルギーを使えたら、きっとあなたの世代はもっとより良い世界になっていくだろうね。

・・・

あなたの世代に最も力を注いで欲しいと願っている事が2つある。

それは、「人々の可能性を高めること」と「平等社会を促進すること」だ。

人々の可能性を高めるというのは、
人間の限界を高めて人生と言うものがいかに素晴らしいかって事に気づくこと。

君は私たちよりも100倍学ぶこと、経験することができるかな?

私たちが病気を治すことができれば、君たちが健康で長生きすることができるかな?

私たちが世界を繋げれば、あなたたちは世界中のアイデア、人、チャンスを分かち合えることができるかな?

私たちが自然のエネルギーを利用できれば、
君たちは、今日の私たちが環境保全をしている以上の素敵なアイデアが湧いてくるかな?

私たちが起業家精神の土台を作れれば、あなたたちはどんな企業も立ち上げられて、
どんな問題も解決して、平和で繁栄できるかな?

平等社会を促進するということとは、全ての人々がチャンスを与えられるということ
—-生まれた種族、家族、環境に関わらずね。

私たちの社会は正義、チャリティーだけのためではなく、
素晴らしい人類の発達のためにもこれらをしなければいけないんだ。

今日、私たちはたくさんのチャンスをを無駄にさせられている。
私たちのポテンシャルを成功させる唯一の方法は、世界中の一人ひとりの才能やアイデア、慈善を伝えていくことなんだよ。

私たちは、貧困、餓死問題をなくすことができるだろうか?
私たちは、全ての人に基本的な医療を施す環境が用意できるだろうか?
私たちは、包括的で歓迎的なコミュにティーを確立することができるだろうか?
私たちは、全ての民族と平和で理解のある関係をはぐくむことができるだろうか?
私たちは、本当に全ての人を元気づけることができるだろうか?
  ―――女性、子供、過小評価された少数の人々、移民してきた人々、縁故のない人々を含めてね

もし私たちの世代が正しい投資をしていけば、それぞれの質問の答えはYESだろうね。
君の人生(未来)にはそうなっていることを願うよ。

・・・

このミッション―――「人々の可能性を高めること」「平等社会を促進すること」
これらは私たち全員が一丸となってこのゴールを目指す必要がある。

そのためにも私たちは、25、50、100年以上の長い期間にわたって投資をしなければならない。

偉大なチャレンジには長いスパンで考える視野が必要であり、
短期的にばかり考えていたら解決することはできないから。

仕える人とは直接関わらなければいけない。
その社会の要望や必要性がわからなければ、その人々を元気づけられるはずがないからね。

私たちは、変化をしていくために技術を「進歩」させていかなければいけない。

多くの団体はこういったチャレンジにお金を投資するけど、
多くの「進歩」はイノベーションを通じて生産性を向上させる。

私たちは力を合わせていくために規則を作り、アドボカシーに参加していかなければいけない。
多くの団体はこれをしようとしない。

でも継続していける状況を作らないとその進歩も支えていくことは出来ないだ。

私たちは各分野の最も強く独立的なリーダーを支持する必要もある。

専門家と力を合わせることは、使命を達成するという意味において
自分たちだけで行うよりも効果的だからね。

私たちは、明日(未来)の学びのために今日(今)リスクをとらなければならない。

どんなことでも学びの早期段階でのチャレンジに、失敗はつきものだ。
いろいろ試したって失敗のほうが多いだろう。

でも、それでも耳を傾けて学び、成長し続けるんだ。

・・・

私たちの個人的な学び、インターネットアクセス、社会勉強そして健康などの経験が私たちの哲学を形作るんだ。

今を生きる僕らは、私たちが関心あるか、必要あるかに関わらず、
すべての人が同じ事を同じペースで学び成長してきたんだよね。

あなたの世代の皆は、何になりたいか目標を決めて明確なゴールを設定する必要がある。

私たちの個人的な学び、インターネットアクセス、社会勉強そして健康などの経験は私達の哲学を形作るんだ。

私たちの世代は、私たちの興味・必要なことに関わらずすべての人が、
同じ事を同じペースで学び成長してきたんだ。

あなたの世代の皆は、何になりたいか目標を決めて明確なゴールを設定する必要があると思う。

例えばそれはエンジニアかもしれないし、健康関係の仕事かもしれない。
あるいはライターやコミュニティーリーダーかもしれない。

そのためにはどんな勉強方法が最適なのか、何に集中すればいいのかだって
分かってしまうテクノロジーも出てくるだろう。

きっと今日の学校では習わないことを君たちは学ぶだろうね。
先生たちも、今よりももっと良いツールやデータを駆使して、君らのゴール達成をきっと手伝ってくれる。

更に良いことは、もしあなたたちの家の側に良い学校がなくても、
インターネットさえあれば、自分にカスタマイズされた学習ツールを使うことが出来るようにもなるだろう。

もちろん、皆が平等なスタートラインに立つにはテクノロジー以上のものが必要だけど、
それぞれのニーズに合わせた学習はすべての子どもたちにより良い教育ができるし、
より平等なチャンスが与えられると思うんだ。

私たちは、ちょうど今、そんなテクノロジーを開発しているところだ。
そしてその結果は保障されているんだ。

ただテストで良い点数を取るだけでなく、彼らがスキルを身につけ本当に学びたい事を学ぼう、
そんな自信が生まれてくるだろうね。そして、この旅は始まったばかりなんだ。

テクノロジーと教育は君が学校に毎年通うごとに良くなっていくだろう。

お母さんと私は、生徒にそのことを教えてきたし、それがどのように達成できるか見てきたよ。
個々にカスタマイズされた学習法は教育会の素晴らしいリーダーたちによって世界中に受け入れられていくだろう。

地域での活動も一つの大切な理由だから、まずはサンフランシスコから始めたんだ。

新しいテクノロジーと新しいアイデアを試すんだ。
そして、ゴールを達成する前にはもちろん失敗もあるしたくさんの学びもあるだろう。

でも、私たちが君らのために世界を作る事ができるとわかったら、
私たちには社会の一員として、この未来を創っていくためにも集中して投資する責任があると思うんだ。

全員一緒ならできる。そして、そうなったとき、個々にカスタマイズされた学習法、質の高い学校の生徒だけではなく、インターネットに接続できる人であれば誰でも受けれる、平等なチャンスになるんだ。

・・・

君らの未来にある多くのチャンスは、全ての人がインターネットに接続されているところから始まる。

人々はよくインターネットはただの遊び、コミュニケーションのツールだけだと考えがちだけど、
世界の多くの人々にとってインターネットは重要な生命線だと言える。

インターネットは、もし良い学校の近くに住んでいない場合でも教育を提供してくれる。
もし病院の近くに住んでいない場合でも、病気にならないための方法や健康な子供を育てる方法などの情報が手に入るツールになるだろう。

銀行の近くに住んでいない場合でも、金融サービスが受けられるだろう。
景気が悪くても、仕事を得るチャンスにもなるだろう

インターネットはとっても重要で、10人の人が新たにインターネットを使い始めたとしたら、
そのうちの一人は貧困から脱出できる。また、もう一人は新しい仕事を創りだすんだ。

それなのに、世界の半分以上の人口——-+40億の人々―――が未だインターネットの接続がない。

もし私たちの世代がそれらの人々と繋がることができたら、
本当に多くの人たちを貧困から救えるよね。

それから、とっても多くの子どもたちの教育ができたり、病気にならないようにして多くの命が救える。

これはテクノロジーやパートナーシップの進歩を元に長年をかけて努力しなきゃいけないね。

新しいインターネットテクノロジーを開発して、安価で多くの人に使えるようにしないとダメだよ。
NPOや政府とも協力していかないといけない。社会とも協力してどんなニーズが有るかも探っていかないといけない。

さらに善人は明るい未来のためにきっと違う視点を持ってるだろうね。
そして、成功するまでにはたくさんの努力が必要だ。

でも、皆で力を合わせれば、もっと平等な世界を創ることができ成功することができるんだよ。

・・・

また、テクノロジーだけでは、問題を解決することは出来ない。
より良い世界を創ることはより強く、より健康なコミュニティーを築くことからだね。

子どもたちが学ぶことが一番のチャンス。そして、健康であればより一層学べるんだ。

健康は小さい時から始まる―――仲の良い家族、良い栄養、安全で安定的な家庭環境が必要なんだ。

小さい時にトラウマが合った子供は精神的にも肉体的にも健康に問題面で問題がありがち。
身体の変化は脳の発達にも影響があることも発表されているんだ。

君のお母さんは、医者でありそして教育者であり、あなたが生まれたときからずっと見守ってきてる。

もし、不健康な環境で育ってしまったら?
食べ物があるか、家はあるか、犯罪や虐待があるのか、などと恐る恐る暮らしていたら
あなたの才能をフルに見出すことは出来ないだろう。

また、もし皮膚の色が違うからカレッジに行くよりは刑務所に行くだろうとか、
不法滞在者だから国外通追放されるだろうとか、
宗教の違いで虐待を受けてるからとか、
性の不一致とかに恐れているなら、それもまた同じ。

このような問題に相互関係があると理解できる団体が必要だね。
これがお母さんが今作ってくれている新しい哲学の学校なんだ。

学校や健康センター、両親のグループ、政府と提携することで、全ての子供に食事があること、小さな時から気にかけてもらうことが出来るようになるだろうね。そうしたら、すべての人たちに平等なチャンスがいきわたるんだ。

このモデルを作り上げるのはとても長い時間がかかるだろうね。

でも、これは人々の可能性を高めることと平等社会を促進することととても密接につながっているんだ。
もしこの両方がほしいんだったら、まずは包括的で健康な地域づくりをしなきゃね。

・・・

君ら世代がより良い世界で生活することができるために、私たちの世代ができることは、とてもたくさんあるんだ。

今日、あなたのお母さんと私はこのような世界を作るために、少しづつだけど人生を使うことを約束するよ。

フェイスブックの最高経営責任者として、まだ何年も何年も続けるだろうけど、
これらのことは私やあなたが歳を取ってからはじめたのでは遅すぎるんだ。

若い時に始めるからこそ、私たちの人生を通して複利的に利益が出てくるんだ。

Chan Zuckerberg familyの次の世代を始めるにあたって、
「人々の可能性を高めること」と、「平等社会を促進すること」を、
次の世代に残すためChan Zuckerberg Initiativeを世界中に広げようと思うんだ。

まずは(インターネットを通じて)個々にカスタマイズされた学習法を、病気の治療、
人々をつなげる強いコニュニティーを作ることからはじめようと思うんだ。

私たちの99%の資産—-現在45兆円くらいあるんだけど—-これをこういった事につかうよ。

これは他のすべての資源や、すでにこの事にとりかかっている才能のある人に比べたら
ほんの些細なこと。でも、僕らなりにできることはやりたいんだ。

私たちの新しい生活が落ち着き、出産休暇が終わる来月辺りには詳しい情報もシェア出来ると思うよ。

きっと、なんでこれをするのか、どうやってこれをするのか質問も出てくるだろうね。

私たちが親となり、私たちの人生の第一章が始まるにあたって、
人生に関わってくれた全ての人に深い感謝をしたいんだ。

僕らがこれを出来るのは、私たちの後ろに強大なコミュニティーがあるから。

フェイスブックを作ることは次世代の子どもたちにより良いリソースを提供していくため。
フェイスブックに参加している皆がこのコミュニティーに参加していることになるんだ。

このようなチャンスに発展させられるかは専門家たちの肩にかかってるんだ。
—-メンターや両親、そしてこの分野の先達の方たちにね。

私たちがこの氏名やコミュニティーづくりに専念できるのは、愛する家族、手助けしてくれる友達や同僚がいるからなんだ。

あなたも同じような深い関係を皆と築けるといいな。

マックス、愛してるよ。

そして君と、全ての子どもたちに良い世界を残すという強い責任も同時に感じてる。
あなたが私たちに与えてくれたくらいの愛、希望、喜びで溢れた人生になることを願っているよ。

君がこの世界に何を与えてくれるか楽しみでしかたないんだ。

愛をこめて
お母さんとお父さんより。

しかし、お金が大好きな国アメリカの資産家は、お金の使い方がステキな方が多い。実は約5年ぐらい前にも、一度自分は関心をしたというか感激したニュースがあった。

米マイクロソフト(Microsoft)創業者のゲイツ氏と米投資家のバフェット氏は6月、億万長者たちに「資産の50%以上を慈善団体に寄付する」ことを約束させるキャンペーン「The Giving Pledge(誓約する)」を立ち上げた
http://www.afpbb.com/articles/-/2746025

読んで単純に、すごいなぁ自分の財産を奥さんや子どもでもない人に半分寄付出来てしまうなんて!

「使いきれないぐらいのお金もっててもしょうがないんだから当たり前じゃん!」と思うかもしれないけど、実際に自分が持ったらなかなか出来ないと思う。

しかもこの運動、当初40人のメンバーだったが、今HPを見ると今や約150人が名を連ねているんだよね。きっと、この動きに賛同して少しでも地球を良くしていこうという人たちが集まったんだろうね。

しかし、残念なことにこの150人の中に日本人はいない。日本人がいないんだ!

バフェットさん日本人長者には電話しなかったのか?

それとも、日本人長者が呼びかけに応じなかったのか?

いずれにせよ、これだけ世界がグローバル化していく中で、日本人として高々と手を挙げる人が増えて欲しいものだ。

もちろん自分も含めてね(笑

これを読んでみて改めて社会貢献について考えるきっかけになった。僕も子どもに手紙でも書くかな!


「その他」の人気記事はこちら

ブログ管理人 留学情報館 大塚庸平

株式会社 留学情報館の代表をしております、大塚庸平( オオツカ ヨウヘイ )と申します。自分自身もアメリカに留学をしていました。

「現地でこれやっておけば良かった!」
「これを知っていれば良かった!」

自分が感じたそんな思いを、解決すべく留学会社をロサンゼルスで設立しました。2007年にはニューヨーク、2008年に日本に拠点を展開しています。

この仕事に関わって長い月日が経ちますが、その経験の中で学んだことやノウハウをここで提供していきたいと思います。

続きのプロフィールはこちら→http://yohei.today/profile

アメリカビザ申請のサポート

留学情報館ではビザ申請のサポートをさせて頂いております。
http://yohei.today/post-363