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アメリカの大学に進学するか、日本の大学か?良く聞かれるこの質問。非常に難しい問題。結論を言えば、最終的にその人が何をやりたいかにつきると思う。

2年制大学を卒業して月収100万円だった男

陶芸技術を極めたい人にとってはアメリカ留学をする必要はないかもしれない。車を作る技術者になりたい人なんかも(現段階においては)留学することが最短距離ではないかもしれない。でも、それでもアメリカびいきの自分はアメリカの大学を勧めたい。

それは2004年、私が27歳の時だった。アメリカの会社で働く機会を得て、意気揚々と働き始めた頃の話。フィリピン系アメリカ人の同僚ポロは、22歳と言う若さで毎月100万円以上の給料を得ていた。さすがアメリカだな~!とびっくりした。
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僕がびっくりしたのはその給料の額ではない。それだけの給料をもらえる程の実力をわずか22歳の男が持っていたことだった。彼のバックグラウンドを知りたくなった自分は、ストレートに「大学はどこに行ったの?」と聞いた。

すると彼は「LBCCだよと答えた。」LBCCとはロングビーチに住民票があれば誰でも通えるコミュニティーカレッジ。州立の2年制大学だ。「本当かい?公立の2年制大学を卒業して2年目でそんなに給料もらってんの!?」

日本の四年制の大学を卒業していた私は、少しびっくりして思わずそう聞いたのを今でも鮮明に覚えてる。この質問に対してポロは「何でかって?俺LBCCでコンピュータサイエンス勉強したもん」さぞや当たり前のような顔でこう答えた。

つまり、ポロはわずか大学で勉強した2年間で月収100万円をもらうだけのスキルを身につけていたのだ。しかもその発言には「何が不思議なんだい?」という意味が汲み取れた。つまりアメリカの大学ではそれは普通のことなんだ。

自分は日本の大学で経営学部を卒業した。しかし、残念ながら経営学を学んだ感覚はない。今、会社を切り盛りしてはいるけれど、お世辞にもその大学のおかげだとは言えない。もちろん、それは自分がロクな大学生活を送っていなかったからだ。

でも、廻りを見渡してもそんなに大きく変わりはないと思う。残念ながら多くの日本の大学生はそんなんだ。しかし、この差は何だ。

4年間日本の大学に在籍し、卒業後に何も身につけてない自分と、2年間アメリカの大学で学び、専門的な知識・即戦力となるスキルを身につけているポロ。それからだった。自分がアメリカの教育について大きな関心をもったのは。

アメリカの教育機関は、その学校を卒業するまでに何かしらのスキルを身につけさせるという意識が強いと感じる。その意識がゆえに生徒を管理する。また管理が生徒を勤勉にならざるを得ない環境にし、結果としてまわりがやるから自分も猛勉強せざるを得ない。

この勤勉な環境で学ぶことに集中する期間。アメリカ留学をすると最低でもそれは得られる。ビジネスでもスポーツでも、どんな分野の成功者にでも話を聞くと、必ずその分野に無我夢中になった経験を持っている。他に何も考える余裕がないほどそこに打ち込んだ時期が。

そこで集中的にスキルをアップし、成功体験と自信を持つことでさらなる高みにいける。これが非常に大切だと思うのだ。つまり、自分がアメリカを推す理由は、留学することで集中して学べるからである。

もちろん、その環境が日本にあるなら絶対そうすべきだなんて思わない。勉強するジャンルにもよるよね。ただ、アメリカはそれが普通のこと。スタンダードなんだ。

留学が就職活動に不利になる面がある

留学すると就職に不利になりませんか?正規留学の話ですが、留学生をサポートしていると、かなり良く聞かれる質問です。結論を先に言えば行きたい企業によると思います。

留学が、就職活動に「不利」になる面があることも事実です。アメリカの大学は9月か2月の入学で終了は6月か12月頃。つまり、学期を終業して帰国したときには、4月の採用試験が終わってしまっている企業が多いからです。

だからと言って不利になる面だけを見るのは早いと思います。と言うのも留学生用の採用枠をもっていない企業は当然留学生のいらない会社=海外とは縁遠い会社が多いです。わざわざ高いお金を払ってまで留学して、このようなドメスティックな企業に就職したいと思いますか?

実際、留学生を求めているようなグローバル企業であれば、当然そういう生徒にも門徒を開いています。ちゃんと留学生用の採用枠を別に確保しているのです。

例えばアメリカにはボストンキャリアフォーラムと言うのがあります。これは日経就職ディスコの行う就職イベントで、全米の毎年8,000人近い留学生が参加します。

8,000人と言っても、毎年アメリカに留学する人は2万人もいないので、その割合からいかに留学生の間で重要視されているのかが分かります。この就職イベントは、留学生しか参加出来ません。

しかも参加企業はどこの会社も勢いのある世界で有数の企業。グローバル人材の採用にやっきになっています。

日本には1学年で70万人近い大学生がいますが、確率で言えばどちらが就職率が良いでしょうか?しかも候補となる企業はいずれも留学生の欲しいグローバルカンパニーばかりです。ボストンキャリアフォーラムはここ5年間で参加する企業数が倍になっています。
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  • 2009年102社
  • 2010年132社
  • 2011年171社
  • 2012年190社
  • 2013年209社

この現象は、逆を言えばそれだけ留学生ニーズが高まっていると言うことが言えます。実際、企業数だけで言えば留学生に有利とは言えない現状ですが、今後これすらも逆転するかもですね。

ひとつの価値観でしか生活していない人は、人との違いを許容出来ない人が多い

世界は広い。いろいろな価値観がある。例えば、風邪をひいて高熱を出したらどうするか?日本では暖かいかっこをして寝る。でも、オーストラリアやでは水風呂に入るように医者に勧められるらしい。温める、冷ます。この真逆の対処法、どちらが良いのか?どちらが正しいのか?

宗教を見てみる。世界のはいろいろな宗教があるが、価値観はそれぞれだ。人材する人物を崇める宗教もあれば、亡くなった象徴を崇めるものも、また、すべてのものに霊があると考える宗教もあれば無宗教だけれど、武士道のような教えを大切にするのもある。

何が正しいのか?

価値観の違いは他にもたくさんある。用をたす時に便座に座らない国。一節にはマスクをする国も、うがいするのも日本だけらしい。多様な価値観があるのはみんなが分かっていること。その中で、多少な価値観の中で生活をするのが「留学」だと言うことだ。

多くの人は生まれながらの環境からの影響を受けつぐ。とりわけ一番身近な親の影響は大きく、親の考えを疑うことをする人はまずない。だから仏教徒の家は仏教の教えを正しいと思うし、無宗教の人が多い日本人は無宗教の人が圧倒的に多い。

しかし、留学をすると様々な価値観を目のあたりにすることになる。様々な価値観の中で生活をすることの中で、何が正しいのかを考えて生きなければいけない。でもそれが面白いところだ。

カルフィルニア州の交差点では赤信号でも右に曲がって良い。日本では信じられないけど、確かに論理的に考えると対向車が向かう方向がお互い右ならば、直線者に気をつければ正面の車とはぶつかることはないんだよね。

僕が政治家になったら、日本の信号のシステムはこう変えるかもしれない。こんなことを繰り返しているうちに、世の中の理を、多方面にみれるようになり、物事の本質を考えられるようになるのだ。

そんなの人によると思うかもしれないけど、経験上、ひとつの価値観でしか生活していない人は、人との「違い」を許容出来ない人が多い様に思う。特に日本は単一民族国家だから、他に比較するものもなく疑いを持つことも少ない。

違う価値観の中で生活をすることで、ニュートラルに考える習慣を持ることは非常に大事なことだと思うのだ。

我々は国のグローバル化を待ってられない

大学の国際化が遅すぎてやばい。以前、毎日新聞の記事を読みました。「日本の実力:大学生は世界でどのレベルか」というテーマなんだけど、数字分析をかなりしており、今の日本は何を目指していて、今後の日本の大学がどう変わっていくかを論じている。

要点をまとめると、

  • 世界ではこの12年間で国境をまたいで勉強する人、つまり留学生が倍増した。※2012年時点で400万9300人で、2000年に比べて倍増。
  • 日本の大学を世界のTOP大学の中に入れるようにすることを自民党は目指している。が、現在100位に入っているのは東大と京大のみ。
  • 現状この順位を上げるにあたって、様々な角度があるが、大学の国際化を考えずに上位に入るのは難しいであろう。

    ※THEランキングのトップ3大学と東大を評価指標ごとに比較している。

    <国際性>
    オックスフォード大(英) 90.2
    ハーバード大(米) 66.2
    カリフォルニア工科大(米) 65.8

    東大(日) 29.6

    と他の項目と比べてもこの指標が圧倒的に低い。

  • 壁になっているのが言語。各国は英語で学位を取れるコースを多々準備している。授業を日本語をやっているうちは難しいであろう。
  • 授業を英語で行うことの是非が学者の間で議論されている。
  • いろいろな論議があるが、まだまだ時間かかりそうだなぁ。だって日本の大学生は勉強しないし大学もやる気ないから

ばっさり言えばそんな内容。

残念ながら、まだまだ日本の大学には英語が話せない人がほとんど。そんな先生方は英語で授業が一般化していくと、自分が干されてしまうからそりゃあ必死になるしかない。英語公用語化も英語での授業もそりゃ反対だ。

ただでさえ少子化、学校の統廃合でで働き先が減っているのに、これ以上ニーズを、自分たちの価値を減らすわけにはいかないという状況なんだろう。

しかしアジアでも英語に強いフィリピンなどの国は小学校から英語で授業をするのが当たり前。日本もそうしていかないと戦えない。これから小学校から英語が必修になり、自分たちの子ども世代は流石に英語に触れる機会も増え、彼らが大人になっていく30年後は問題ないのかもしれない。

でも我々中間世代が大変ですね。今の10代、20代、30代。英語を話す日本人の若者と英語ペラペラの外国人。両方と戦っていかなくてはいけない。我々は国のグローバル化を待ってられない。自分たちで自分を守るしかないのです。

日本の大学教育は授業の言語が問題

教育評価はアメリカが1位、日本は5位です。

以前HSBCの調査で、世界中の両親にアンケートを取った結果が発表されていました。世界中の親が子どもを海外に留学させるにあたって、どこの国の教育を最も評価・期待しているか!?

1位 アメリカ 59%
2位 イギリス 38%
3位 ドイツ  27%
4位 オーストラリア 25%
5位 日本   25%

【参考】HSBC調査(2014年9月10日発表)

アメリカの1位は予想通りですね。大学のラインキングでも、留学数の受け入れ人数でもトップですから、それは頷けます。しかし、驚いたのは自国の5位。そう、何気に日本語が5位なんです。ではなぜこんなにも期待されているのに、実際に留学生は少ないのか?

答えは簡単。日本が授業は日本語で行っているからです。日本の大学は世界大学ランキングでも順位が上位に上がってこないのは教育の質ではなくて、「授業の言語」が問題とされています。

英語でするようになったら、きっと日本への留学生も増えるんです。

留学は大人になっても再度大きく成長させてくれる場所

第2の故郷が出来た、留学から帰って人から良く聞く言葉。この言葉に留学した人はみんな共感する。故郷には何か特別な場所という感情がある。大人になっても引っ越しはする。しかし、普通に住むだけなら故郷ならでは、独特の懐かしさみたいなものは感じない。

なぜだろう。それはきっと、留学すると、その場所に「故郷」で感じた、あの「生まれ育つ」体験が出来るからだと思う。幼少期のころに似た、はじめての体験を通じての発見だったり成長だったり、苦労だったり。

それは慣れない英語でのホストファミリーとの会話。伝えなくても伝われないから身振り手振りで頑張る生活立ち上げ。自分が良かれと思ってやったことが、普通だと思っていたことが外国では全然通じなかったりする、あの体験にどことなく似ている。

また、そんな体験を通じて出来た新しい家族は、自分を成長させてくれた家族だから、それはそれは感慨深い第2の家族となるのだ。改めて、留学は大人になっても再度大きく成長させてくれる場所なんだなって思う。

アメリカの大学に留学したければGPAとTOEFLの結果が大事

アメリカの大学に留学したいのですが、実現するためにクリアすべき事を教えてください。よく聞かれる質問です。

まずはアメリカ留学についての知識を備え、志望校を決める必要があります。大学受験と一緒です。目標がないと何をしていいのかも分からないですからね。

第1希望A校 65
第2希望B校 62
第3希望C校 60

日本で受験する場合、第1希望校に入るために必要なもの、つまりその基準となる偏差値を上げるように頑張りますよね?それはそれがその学校の入学基準だからです。海外の大学でも日本とは入学基準こそ異なりますが、やり方は一緒です。

志望校を決めて、そこに受かるためには何が必要かを明確にするのが第一歩です。必要なTOEFLのスコアやGPAの基準値、必要であればSATのスコアなどを確認しましょう。また、留学費用も大きな指標なのでご両親にも相談しておく必要があります。
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ではどうやって大学を絞ればいいのか?と言うことですが、大学を選ぶにあたって便利なサイトはたくさんあります。College BoardやRate my Professorなどが便利です。

これらを絞る前に大枠としてどこに行きたいのかを決めるための知識を備えて置く必要があります。

  • アメリカ大学の種別
  • 入学要件について
  • 学費の相場と奨学金の獲得方法
  • 学期のはじまりなど時期について
  • 単位認定制度について
  • エリア、アメリカの州の違いについて知る
  • 必要なTOEFLスコアは、どうやってTOEFLを上げるか
  • 卒業するために必要なことについて

などなど進路を決めるにも必要なことはたくさんあります。

先輩の声、本、留学エージェントなど様々な方法で情報を集めて下さい。とにかく日本とアメリカの教育制度は違う部分がたくさんあります。知識を備えてから準備をしないと遠回りですからね。

また、準備をするのと同時に、基準を満たすために頑張ることも忘れずに。アメリカの場合はGPA(成績)、TOEFLが特に大事です。またクラブ活動の実績なども評価の基準なので、おろそかにせず全力で頑張ってください。

当選倍率5.26倍 トビタテ!留学JAPANの奨学金制度

2014年7月1日「トビタテ!留学JAPAN」奨学金制度の第1期生選考結果が発表されました。年間100万円以上の奨学金が支給されるこの制度、応募者は221校から1,700人が集まりました。このうち審査に合格したのは106校から323人でした。

気になる当選者の留学先はと言うと59か国と幅が広い。ヨーロッパの当選率が最も多く122人、計21ヶ国という結果に。次に北米2ヶ国が93人、アジアが18ヶ国で71人との発表。
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当選者には2014年7月31日に研修、2014年8月21日に留学が開始される。と、ここまでが文科省からの発表。

これを受けて、トビタテ留学!奨学金がどの国やコースが当選しやすいかなどいろいろと自分なりに分析してみました。

  • 当選倍率で言えば5.26倍。応募者の19%の方が合格した。
  • 59ヶ国への留学先と言うのはかなり幅が広い。
    留学先としてマイナーな国への競争率が低かったことが想定される。
    2010年文科省発表留学先データからみると。アメリカ・中国・イギリスのトップ3の合計で72%を占める。恐らく初回と言うこともあり、いろいろなデータを見てみたかったのだろう。
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  • 文科省発表のデータから分析をするとヨーロッパへの留学が最も当選率が高かった。全体の留学先の率はヨーロッパは13%しかいないにも関わらず、今回当選した人の38%はヨーロッパである。
  • 一方でアジアへの留学が激戦区であったと言えそうだ。 アジアへの留学は全体数で35%いるにも関わらず今回の当選者は22%だった。
    実際の留学渡航先と応募者数の分布が同じであったらならばと仮定した前提に基づく。
  • 当選確率だけを見ると、自然科学系、複合・融合系人材コースが31%ともっとも高く、多様性人材コース・新興国コースはそれぞれ12%、13%と厳しめの数字。
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    つまり数字だけを見ると、あまり渡航先としてメジャーでない競争率の低いヨーロッパへの留学。コースは自然科学系、複合・融合系人材コースが最も合格しやすかっと分析出来る。

もちろんこれは数字上の分析なので、あくまでも参考まで。

トビタテ!留学JAPANの奨学金に当選した人たち

トビタテ!留学JAPANの奨学金に当選した人の顔ぶれムービーが発表されました。奨学金をうまく使って留学費用を抑える専門家を目指す自分には参考になるものでした。これを見るとどんな人が受かったのか、その顔ぶれがご覧に慣れます。

ムービー上では当選者が留学目的を叫んでいます。

  • 「女性が働きやすい社会を実現する」
  • 「最先端の都市づくりを目指す」
  • 「中国人を中国語で笑わせ、喧嘩で対等にわたりあう」
  • 「ダイバースな日本を作る」
  • 「日本のフットサル界を盛り上げる」
  • 「外交官になる」
  • 「香港の熱いパワーを日本にもってかえってくる」
  • 「研究者になる」
  • 「コンゴに小学校を作る」
  • 「飛び込みを日本でメジャーにする」
  • 「周りの人種に埋もれないような日本人として頑張る」

2014年トビタテ!留学JAPANの当選は300人。初回ということもあってか。かなり幅広く当選者を選んだようですね。


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ブログ管理人 留学情報館 大塚庸平

株式会社 留学情報館の代表をしております、大塚庸平( オオツカ ヨウヘイ )と申します。自分自身もアメリカに留学をしていました。

「現地でこれやっておけば良かった!」
「これを知っていれば良かった!」

自分が感じたそんな思いを、解決すべく留学会社をロサンゼルスで設立しました。2007年にはニューヨーク、2008年に日本に拠点を展開しています。

この仕事に関わって長い月日が経ちますが、その経験の中で学んだことやノウハウをここで提供していきたいと思います。

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